オオハクチョウの飛来数の移り変わり

(色の付いている範囲がおおよその飛来数です)

10月
10日〜20日頃に少しずつシベリア方面から飛来。この月に1,000羽を越える本隊がやってくることもある。このころはまだ別寒辺牛川河口付近に滞在することが多い。

11月
1,000羽を越えるのは初旬。どんどん飛来数が増えてくると同時に、厚岸湖から北海道各地、そして本州方面などに南下するものも多い。

12月
中旬に5,000〜6,000羽。この時期に北からやって来て、南下してしまうものもピークを迎えるので、ここに立ち寄ったオオハクチョウは実際は見た目より多い。おそらく10,000羽前後、あるいはそれを越えていると推定される。厚岸湖〜河川下流域全域で見られる。

1月〜2月
河川も湖内も凍り始めて2,000〜3,000羽まで減少。これらは湖内で越冬。その年の冬期の気候により、月ごとの飛来数も大きく変動。暖冬の時には厚岸湖の凍っていない水面が広いため、よりたくさんのオオハクチョウが滞在できる。その逆の場合、わずかに残った水面でひしめき合う。

3月
河川の氷が溶け始め、河川内に入り始める。下旬には南からシベリア方面への北上組が徐々に加わる。

4月
先月に引き続いて北上のため一時的に増加。多いときには3,000〜4,000羽。この月で、ほとんどのオオハクチョウがシベリア方面に帰ってしまう。