厚岸湖・別寒辺牛湿原学術研究奨励補助金制度について

Grant-in-Aid for Scientific Research of Lake Akkeshi and Bekanbeushi Wetland
別寒辺牛湿原の風景

◆ 補助の趣旨

 厚岸湖・別寒辺牛湿原は約8,300haの広さを誇り、別寒辺牛川流域に沿った湿原は原始的自然がよく保存されています。又、別寒辺牛川が注ぐ厚岸湖は古くからカキの繁殖で知られ、今もその歴史を受け継ぎ、カキやアサリなどの養殖漁業に湖面は有効に活用されています。
 これらの自然は、最近とみに貴重な自然として研究者などからの高い評価を受け、平成5年に国設鳥獣保護区特別保護地区に指定されたのを受け、4,896haがラムサール条約の登録湿地に認定されました。さらに平成17年11月の締約国会議において381haが追加され、計5,277haの登録面積となり、また令和3年3月には、ラムサールエリアも含め厚岸霧多布昆布森国定公園にもなったところです。
 湿原は、水質の浄化や保水・洪水調整機能を持つほか、野生生物の生息地としてさらには漁業資源の形成にも大きな役割をはたしているといわれ、町民生活に計り知れない恩恵をもたらしています。したがって、次世代にこの環境を引き継ぐことが厚岸町にとって重要な課題です。しかし、漁業・酪農活動やレジャーさらには観光などで湿地の開発や利用が今以上に盛んになる可能性は否定できません。このような事態に機敏に対応し、ラムサール条約が重要課題としている「ワイズユース(賢明な利用)」を永続的なものにするために、湿地やその周辺環境の学術調査が欠かせません。
 そこで、この分野の専門的知識を持った学生や研究者の方々の学術研究を支援し、ネットワークを広げるなかで基礎的学術資料の蓄積を図ろうとするものです。

◆ 補助の対象

◎補助の対象となる研究分野及び応募の資格は次のとおりです。

  1. 補助対象研究
    • 厚岸湖・別寒辺牛湿原及び厚岸町の自然環境を対象とする自然科学分野の研究
    • 厚岸町の自然環境と漁業資源の関連を明らかにする社会、人文科学分野の研究

    今まで通り基礎生物相の解明も大いに歓迎ですが、以下のテーマなどもより歓迎いたします。
    「生物・生態系とエコツーリズム」「生物・生態系と自然・産業の関わり」「水域における産業生物の資源管理」「厚岸町の産業(水産業を始めとする一次産業や観光業)発展」「厚岸湖・別寒辺牛湿原を中心とする厚岸町の環境施策に直接的に資する調査研究」「厚岸湖特有の自然環境、生物多様性に係る調査研究」

  2. 補助対象者
    • 大学に在籍する学生、大学院生
    • 大学や研究機関等に所属する教官、研究員
    • その他、自然保護に関心のある研究者、自然愛好者等

◆ 補助金の額等

  1. 補助金の額
    • 補助額は補助対象経費の範囲内(10万円以下は対象外)で50万円を上限とします。
  2. 補助対象経費
    • 在籍大学や所属機関の所在地等から厚岸町までの往復交通費及び厚岸町滞在中の宿泊費の実費
    • 厚岸町内の滞在先から調査地までの移動や調査に必要な車輌、カヌー、船舶等の借上料の実費
    • 研究に必要な器具、備品や消耗品等(ガソリン代、高速料金等)は補助対象経費に含まれません。

◆ 審査・報告・支払い・その他

交通費算定基準

■経路: 最も経済的(安価)な公共交通機関を利用した通常の経路を旅行した場合の経費を基準にします。

■鉄道賃:

  1. その乗車に要する普通旅客運賃
  2. 普通急行列車を運行する線路による旅行で片道50Km以上になる場合の普通急行料金及び片道300Km以上になる場合の座席指定料金
  3. 特別急行列車を運行する線路による旅行で片道300Km以上になる場合の特別急行料金と座席指定料金

■船賃: 普通旅客運賃及び座席指定料金

■航空賃:

  1. 北海道外から旅行する場合に限り、その搭乗に要する運賃(空港までのバス賃を含む)の実費
  2. 実績報告では、領収書等支払い額を証明する書類が必要

補助金の申請を検討されている皆様へ

厚岸湖・別寒辺牛湿原学術奨励補助金を受けて、本町のフィールドで調査研究を行う場合、次の点に留意していただいております。

要項・応募書式のダウンロード

令和8年度応募要項 PDFguide.pdf
要望書類(第1号様式等) WordWord版
本町の補助金を受けた研究一覧
(平成9年〜令和6年)
PDF年度別 PDF分類別

【Word版の入力について】
要望書類(第1号様式等)のWord版について、Mac版Wordで罫線内にテキストを入力できない、という問い合わせがあります。その場合は、罫線外周をクリックしてオブジェクト選択状態にしたのち、右クリックでコンテクストメニューを出し“テキストの編集”を選択することにより編集が出来ます。

資料の請求、問い合わせ、送付先は

住  所: 〒088-1140 北海道厚岸郡厚岸町サンヌシ66番地 厚岸水鳥観察館

TEL&FAX: 0153-52-5988

E-mail: お問い合わせフォームはこちら

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